年タイプ1814564533260458176725,337409,894232,843229,984152,074181,492796,393136,184193,204166,672188,500684,5603年9 諸外国における周産期医療・生殖補助医療と公的医療保障健保連海外医療保障 No.13328表3 出産施設のタイプ別でみた出産施設数および出産件数の推移表4 出産施設数、産科ベッド数の推移表5 2020年の出産施設のタイプ別の実践割合 表6 出産の場合の平均在院日数(2020年) タイプ2a199620102020199620102020施設数出産件数※ 1996年には、法令上の根拠はないものの、レベルの定義は存在した。※施設数は同年12月31日現在の数字。範囲:フランス本土(軍の医療施設を除く。)出所:DREES, Les établissements de santé, éditions 2022200072120,172出産施設数産科ベッド数出産施設を有する市町村数542※施設数は同年12月31日現在の数字。範囲:フランス全土(軍の医療施設を含む。)出所:DREES, Liste des maternités de France depuis 2000.タイプ1タイプ2aタイプ2bタイプ3施設数出産39207198多胎分■帝王切開早産低出生体重児(2,500g未満)出所:DREES, Les établissements de santé, éditions 2022民間公立施設非営利施設経膣分■帝王切開4.16.24.53.95.24.1全体範囲:フランス全土(軍の医療施設を含む)出所:DREES, Les établissements de santé, éditions 2022タイプタイプ2b250総計1331378085315,4436060201055717,827202047814,803202246414,427443393389(単位:%)292820282018232323221429513149202349(単位:日)民間営利施設全体3.85.24.14.05.94.4高リスクの出産は専門性の高い出産施設で行われる。2020年には、多胎児出産の74%、2,500g未満での出産の71%、未熟児の出産の72%が、タイプ2bかタイプ3の出産施設で行われている。難しい出産となり当該出産施設では適切な出産環境を提供できない場合には、よりレベルの高い、対応可能な出産施設への転院が必要となる。こうして2020年には約1,700人の妊婦がタイプ3の出産施設に転院している。帝王切開の割合は、2007年に20.2%に達して以降、20%程度で安定している(2020年は20.4%)。タイプ別での格差はあまりないが、超未熟児の出産など困難な事例の多いタイプ3の出産施設で、わずかに高くなっている(2020年は21.4%)。帝王切開による出産のうち、緊急帝王切開は68%、予定帝王切開は32%であるが、出産施設の種類により相違があり、予定帝王切開の割合は、民間営利施設では38%であるのに対して、民間非営利施設は34%、公立施設は30%へと下がる。出産全体に占める予定帝王切開の割合は、2020年で6.5%であり、37週以降の正期産に限定すると、大体6.5%で安定している。施設の開設主体別では相違が見られ、公立施設では5.9%であるのに対し、民間施設では8.5%に上る。多胎分■の割合は全体ではわずかだが(2020年は1.6%)、1997年から2015年にかけて緩やかに微増した。その要因は生殖補助医療の発展と平均出産年齢の上昇に求められているが、生殖補助医療に多胎妊娠を回避する新たなプロトコルが導入されたことで、その後は安定しているという。出産施設における平均在院日数は、前述の通り、全体的に短縮化しており、2020年では4.4日となっているが、経膣分■の平均4.0日に対して、帝王切開による出産の場合には5.9日32)と少し長くなる。産婦人科医(gynécologues-obstétriciens)の2. 出産に関係する医療専門職(1)産科医
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