健保連海外医療保障_No.130_2022年9月
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健保連海外医療保障 No.13052諸外国における健診・検診について供プランの作成や購入等の責任を負う役割を果たしていたClinical Commissioning groups(CCGs)も、2022年6月で閉鎖され7月1日からその役割はIntegrated Care Systems(ICSs)に引き継がれることとなった。30) SCR自体は2009年に提案され、地域ごとに少しずつ拡大、整備されてきたものである。31) NHS Englandウェブサイト「What are integrated care systems?」参照。32) Department of Health(2008a)pp.28〜30およびPublic Health England(2013)p.9参照。33) QALYとはQOLを数値化し、それに生存年数を掛け合わせて算出した数値である。この数値が高いほど、費用対効果が高い。評価する医療技術(今回は健康診断)によって、QOLや生存年数がどれだけ改善したかを示す指標である。34) ICERはQALYを1増加させるのに、どれくらいの費用がかかるのかを示す尺度である。険および関連サービス』法律文化社イギリス医療保障制度に関する研究会編(2012)『イギリス医療保障制度に関する調査研究報告書【2011年度版】』医療経済研究機構イギリス医療保障制度に関する研究会編(2016)『イギリス医療保障制度に関する調査研究報告書【2015年度版】』医療経済研究機構田極春美・家子直幸(2012)「イギリスNHS改革のこれまでと最新の動向」『健保連海外医療保障』No.93 pp.31〜41田畑雄紀(2014)「NHS改革と財政状況」『健保連海外医療保障』No.103 pp.20〜28Ara Darzi(2007)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■〈https://www.nuffieldtrust.org.uk/files/2019-12/darzi-interim.pdf〉Department of Health(1999)■■■■■■■■■■■■■:■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 〈https://assets.publishing.service.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/265576/4386.pdf〉Department of Health(2000)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■,〈https://www.bsuh.nhs.uk/library/wp-content/uploads/sites/8/2020/09/The-NHS-「BMI healthy weight calculator」参照。7) GOV.UKウェブサイト「Screening programmes across the UK」によると、4つの地域によって、検診の対象年齢など一部異なる内容となっている。本稿ではイングランドの検診内容に基づいている。8) NHSウェブサイト「NHS screening」参照。9) Public Health England(2016a) pp.6〜7参照。10) Department of Health(2009a)pp.23〜24参照。同書のpp.33〜57には詳細な指導や検診のスケジュールや内容も示されている。11) Public Health England(2016b) p.4およびDepartment of Health(2009b)p.10、p.15、p.23を参照。Department of Health(2009b)pp.33〜53には詳細な指導や検診のスケジュールと内容も示されている。12) NHS(2019)p.54参照。13) UK Health Agencyウェブサイト参照。14) 田畑(2014)p.25参照。15) 田畑(2014)pp.20〜21参照。16) こうした改革の位置づけは、ダージー■によるDepartment of Health(2008b)で述べられている。17) ダージー■による中間報告書「NHS Next Stage Review: Interim report」がこの1年前に出されている。18) イギリス医療保障制度に関する研究会(2016)p.120参照。19) Department of Health(2008b)pp.33〜37参照。20) ここで言われている、血管系疾患とは、NHS Health Checkの対象となっている、冠動脈心疾患、脳卒中、糖尿病、腎臓病があげられている。21) Department of Health(2008b)p.34参照。22) Department of Health(2008b)p.34参照。23) イギリスの医療費の対GDP比は、1990年代後半では6%台であったが、2009年には9.7%にまで上昇している。24) 田極春美・家子直幸(2012)p.34参照。25) Expert Scientific and Clinical Advisory Panel(2017)p.14参照。26) 妊婦検診と新生児検診については割愛している。27) NHS(2019)pp.33〜34、pp.56〜58参照。28) NHS(2019)p.99参照。29) 先述したPublic Health Englandだけでなく、2013年に発足した地域住民に対して医療の提参考文献一圓光彌監訳(2014)『ベヴァリッジ報告―社会保

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